過払金の請求はいつまでできるのでしょうか?

まず過払金請求の法的性質ですが、正確には「不当利得返還請求」と言います。貸金業者が不当(法的な根拠なく)に利得(利益)を得ているのでそれを返還請求するのです。根拠条文は民法にあります。

人(法的には自然人と法人)が人に対して何かを請求する権利は、「債権」と呼ばれます。これに対するのが「物権」ですね。所有権とか抵当権とか、物に対する権利です。過払金請求は、借主(自然人)が貸金業者(法人)に対し、過払金を返せ!と請求する権利なので、債権です。

民法には、債権を使わない状態が10年間続くと、もはや請求できなくなるという規定があります。これを「消滅時効」といいます。過払金返還を求める権利も債権なので、10年で消滅時効となり、それ以降は請求できなくなります。では、10年の「消滅時効」の起算日はいつから始まるのでしょうか?
これについては、判例(裁判所の判断)によって解決されており、「最終の返済日から10年」とされています。そのため、初回の取引日や、初回の返済日が10年以上前であったとしても、最後の返済日から10年経っていなければ、過払金返還請求はできます。

 

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